仮想通貨の現物取引とレバレッジ取引の違い

仮想通貨の現物取引とレバレッジ取引の違いについて簡単に解説していきたいと思います。

仮想通貨の取引には大きく分けて現物取引とレバレッジ取引の2つがあり、さらにそれぞれで細かく分類することができます。

現物取引

現物取引とはその名前通り物と物のやり取りで、仮想通貨の場合法定通貨と仮想通貨、あるいは仮想通貨と仮想通貨のやり取りのことを指しています。

現物取引には販売所で行える簡単売買と取引所で行える板取引の2つがあります。

簡単売買

簡単売買は販売所が保有している仮想通貨を法定通貨で購入したり、仮想通貨を売却して法定通貨を入手したりすることができ、bitFlyer(ビットフライヤー)やZaif(ザイフ)などに設置されています。

簡単売買では購入価格が売却価格よりも高く設定されており、その差額がスプレッドと呼ばれ一部が販売所の利益に充てられるようになっています。

上図では購入価格は1ビットコインあたり117万8728円となっており、売却価格は1ビットコインあたり113万2307円となっています。

この瞬間に1ビットコインを購入して即座に売却すると4万6421円を損することになるのですが、これにより販売所が利益を得ることになるというわけです。

このスプレッドは販売所によって異なっているため、よりスプレッドが小さい方が買い手としては得をすることになるというわけです。

板取引

板取引では個人間での通貨のやり取りとなり、自由に価格を設定することができその価格に納得がいくと売買が成立することになります。

上半分が売値価格の提示で、下半分が買値価格の提示となっています。

上図を見ると売値価格で最も安値となっているのは1ビットコインあたり114万5000円で数量が0.3ビットコインとなっています。

つまり34万3500円で0.3ビットコインを売却しますよということになります。

もしこの価格で取引したい場合は数量の部分に0.3と入力して金額を入れれば買い取ることができるのですが、同じ瞬間に買い手が複数付くこともあるので必ずしも購入できるとは限りません。

一方、買い取り価格の最高額を見てみると114万4490円で数量は0.1ビットコインとなっています。

つまり11万4449円で0.1ビットコインを買い取りますよということなので、もしこの価格に満足するようならこの価格で売りに出せば買い取ってもらうことができるというわけです。

取引所の最大の特徴は販売所よりも安く仕入れることができる可能性があることですが、大量の注文をしてしまうと思っていた金額よりも高くなってしまったということも珍しくないので注意が必要です。

レバレッジ取引

一口にレバレッジ取引といっても細かく分けるとFX(外国為替証拠金取引)、信用取引、そして先物の3つに分類することができます。

細かい説明はここでは割愛しますが、レバレッジ取引の最大の特徴は入金額よりも大きな金額の取引ができることでしょう。

取引所によって倍率は異なっており、5倍までのところもあれば25倍までのところもあります。

仕組みを簡単に説明すると所持金額が10万円だった場合でレバレッジを5倍まできかせることができるとすると、50万円分の取引ができるようになるというわけです。

FX、信用取引、先物によって行うことが若干異なるのですが、要は変動するビットコインの価格差で利益を出そうというもので、レバレッジをきかせればその分利益も大きくえることができるというわけです。

これだけ聞けば聞こえはいいですが利益が増える分リスクも同様に増えることになり、素人が下手に手を出すと間違いなく損失が出てしまいます。

なのでこの記事を読んでいる時点でレバレッジ取引に手を出すのはおすすめはできません。

以上が現物取引とレバレッジ取引の違いになります。

初心者の方はまずは現物取引になれることから始め、板取引に慣れてきたらレバレッジについて勉強して興味のある方はリスクヘッジをしたうえで行うようにしてくださいね。

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