仮想通貨のETC(イーサリアムクラシック)とは?チャートから見る今後の将来性は?

仮想通貨のETC(イーサリアムクラシック)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。

ETC(イーサリアムクラシック)は2016年のTHE DAO事件によりイーサリアムからハードフォークした仮想通貨になります。

THE DAO事件を簡単に説明するとイーサリアムの脆弱性をつかれてハッキングされ大量の通貨が盗まれた事件なのですが、これを受けてイーサリアムのコード自体を改変する派閥とそれに待ったをかけた派閥が生まれました。

結局折り合いがつかずイーサリアムはコードを改変し新たなチェーンを生成し、もともとあったイーサリアムはチェインをそのままにイーサリアムクラシックとして再利用されることになったのです。

そのため基本的な性能はイーサリアムもイーサリアムクラシックも同じものなのですが、イーサリアムはたびたびアップデートを繰り返し弱点を克服しており、大企業がイーサリアムと提携するなど両者の間には大きな差ができてしまいました。

なので現在ではイーサリアムクラシックは投機目的で所有している人がほとんどのようです。

現時点での時価総額ランキングと1ETC当たりの金額は以下のようになっています。

一時はイーサリアムに肉薄することもあったのですが、2018年4月17日時点では順位は20位前後に落ち付いているようですね。

ETC(イーサリアムクラシック)のハードフォーク

イーサリアムクラシックは2018年1月にハードフォークを宣言し、3月5日ごろにカリスト/Callisto(CLO)という通貨にハードフォークしました。

3月25日ごろにはイーサリアムクラシックを持っていたユーザーに同量のCLOが付与されたそうです。

カリストはイーサリアムクラシックのスケーラビリティ問題解決と実験段階のプロトコルをテストするために開発された新たなブロックチェーンであるといわれています。

今後上場していき価格がどのように変動していくかは気になるところなので所有している方はチェックするようにしましょう。

ETC(イーサリアムクラシック)のチャートと今後の将来性は?

ETC全期間の価格チャートは以下のようになっていました。


参考:ETC(イーサリアムクラシック)のリアルタイムチャート

ETCの価格はイーサリアム(ETH)の価格と大きく連動しており、だいたい同じ時に高騰したり下落したりしています。

ただしETCのハードフォークが予定されていた3月前には独自の高騰を見せており、ハードフォーク後は価格が下がっています。

最近少し盛り返していますが、これは仮想通貨全体が高騰しているためだと思われます。

ETCはもはやプラットフォームとしてのメリットがほとんどなくなっており、将来性を考えるとイーサリアムに劣ってしまうのは間違いありません。

ハードフォークも終わってしまったためここからは価格が落ち込んでいく可能性もあります。

購入するかどうかは市場をよく見極めてから行った方がよさそうです。

ETCを取り扱っている取引所

ETCの取引はほとんど海外の取引所で行われていますが、日本の取引所からでも購入することはできます。

大手の中ではbitFlyerが取り扱っており、セキュリティもしっかりしているので興味のある方はそちらから購入してみるといいでしょう。

ビットフライヤー(bitFlyer)の口座開設方法をわかりやすく図解しています。
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