仮想通貨でよく聞くアルトコインとはどういうものなのかをわかりやすく解説して行きたいと思います。
仮想通貨にはBitcoin(ビットコイン)とそのほか多くの種類があり、ビットコイン以外はAlternative coin(オルタナティブコイン)と呼ばれています。
Alternative coinというのは日本語に直訳すると『代替通貨』という意味で、ビットコインを代替する通貨ということになります。
Alternativeの頭文字である「Alt」からアルトコイン、あるいはオルトコインと呼ばれるようになりました。
ビットコインのプラットフォームはオープンソースで作られているため誰でもその仕組みとなっているプログラムを見ることができるようになっています。
アルトコインはそのプログラムを応用してより付加価値をつけて開発された通貨となっています。
例えば2018年3月時点で日本で取り扱っている代表的なアルトコインには以下のようなものがあります。
- イーサリアム
- ビットコインキャッシュ
- ライトコイン
- モナコイン
Ethereum(イーサリアム)は仮想通貨の中でも“契約の自動化(スマートコントラクト)”のために開発された仮想通貨のプラットフォームとなっています。
ビットコインでは通貨のやり取りの身記録しているのに対してイーサリアムでは契約内容も記録することができるようになっているため将来的には金融商品や権利の譲渡なども行えるようになるといわれています。
ビットコインキャッシュはビットコインから分裂(ハードフォーク)した仮想通貨で、ビットコインのブロックの容量問題が発生した際に技術者サイドとマイナー(採掘している人)との間で意見が分かれて分裂しました。
ビットコインはブロックの容量を変更せずに1取引当たりの容量を減らす方向に進み、ビットコインキャッシュはブロックの容量を増やす方向に進みました。
Litecoin(ライトコイン)は2011年にビットコインの持つ問題点を改善し、もっと使いやすい仮想通貨を目的に開発されたプラットフォームとなっています。
ビットコインのブロックの生成時間(10分)を短くし、コインの総発行枚数もビットコインの4倍の8400万枚とすることなどで、取引の処理を容易にすることで送金コストを下げ、より使いやすいようにすることを目的としています。
Monacoin(モナコイン)は日本で開発された国産仮想通貨プラットフォームです。
Twitterアカウントがあれば利用でき、“@tipmona tip (ユーザー名) (数量)”とツイートすればモナを特定の相手に送金することもできます。
Twitterアカウントで使えることで匿名性の高い取引も可能です。
このようにアルトコインにはそれぞれに特徴があり、いろいろな場面で生かせるようになっています。
もちろん投資としての価値もあるので興味のある方は日本の取引所や海外の取引所を調べてみてください。