仮想通貨のBasic Attention Token(BAT)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Basic Attention Token(BAT)とはイーサリアムのプラットフォームを利用してBrave社によって発行されたトークンで、ブロックチェーンのウェブブラウザ「Braveブラウザ」で利用されるトークンになります。
現在主流となっているウェブブラウザにはGoogleChromeやFirefox、Safariなどがありますが、これらのブラウザで広告を出したい場合はこれらのブラウザを提供している企業(Googleなど)に広告配信料を支払う必要がありました。
この構図は中央集権以外のなにものでもなく、マルウェアやトラッカーも横行しユーザーやメディア提供者に悪い影響が大きく降り注いでいました。
Basic Attention Tokenの公式サイトによると平均的なユーザーのモバイルデータの最大50%が広告とトラッカー向けで、1か月に23ドルのコストがかかっており、広告は携帯電話のバッテリー寿命を21%も消費しているんだとか。
またメディアに関してはGoogleとFacebookがすべての広告費用の73%を占拠しており、他のメディアは大きな成長が見込めない状況となっています。
更に広告主に関しても詐欺行為を行う偽のウェブサイトやボットに搾取されており、健全な宣伝ができているとは言い難い状況です。
この状態に一石を投じるのがBraveブラウザで以下のような特徴を備えています。
- ブロックチェーンにより情報を安全に管理
- マルウェア、トラッカーをブロック
- Braveブラウザのユーザーは行動によってBATを報酬として受け取れる
- メディア運営者もユーザーの動きに伴ってBATを報酬として受け取れる
- 広告主はユーザーの行動に基づき正当な広告費用を支払うことができる
これをわかりやすく示したのが以下の図になります。
ユーザーと広告主とメディア運営者を正しく結ぶことができる、それがBraveブラウザでありBasic Attention Tokenというわけです。
Basic Attention Token(BAT)の時価総額
BATの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング60位で1BATあたり29.94円となっていました。
非常に注目を集めているプロジェクトではあるのですが、認知度が低いためか仮想通貨全体と同じような変動をしていますね。
Basic Attention Token(BAT)のチャートと今後の将来性は?
BATの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
参考:Basic Attention Token(BAT)のリアルタイムチャート
Basic Attention TokenはICO開始わずか30秒で30億円以上を調達した非常に注目を集めた案件でした。
上場直後は10円以下に落ち込んでしまいましたが、2018年の仮想通貨全体の高騰時には90円以上となり10倍以上の値になりました。
公式サイトを見てみると240万人以上にBraveブラウザは利用されているようで、順調にユーザーを増やしているようです。
トークンの流動性が高まっていけばより値上がりする可能性もありますので今後に期待ですね。
Basic Attention Token(BAT)が購入できる取引所は?
Basic Attention Token(BAT)はBinanceで多く取引されていました。
手数料も安く他の仮想通貨を購入する時もよく利用できるので、まだ口座を作っていない方はこの機会にぜひ利用してみてください。