仮想通貨のDecred(DCR)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Decred(DCR)とはビットコインによく似た仮想通貨なのですが、コミュニティの存在を重要視しており、100%情報を公開し何か問題が起こった時にはコミュニティで議論が行われそれらの意見が採用されるようになっています。
ほとんどの仮想通貨は運営側による改善が行われるだけなので、ユーザー側としては自分たちの意見が積極的に取り入れられるのはうれしいですね。
ビットコインと異なるのはコンセンサスアルゴリズム(承認システム)に「PoW」と「PoS」を採用している点で、これによりマイニングが中央集権的になるのを防ぎ個人でも参入しやすくなっています。
ロードマップを見ると今後導入する予定の機能に以下のものがありました。
- ライトニングネットワーク
- 分散型取引所(DEX)
- スケーラビリティの改善
ライトニングネットワーク
詳しい説明はここでは省きますが、ライトニングネットワークとは実際にはつながっていない2者間での取引を可能にする技術で、手数料などの問題だで実現が難しいとされていたマイクロペイメント(少額決済)を実現するための機能となっています。
Decredの公式サイトを見てみると信頼性のあるスマートコントラクトを実装したいようで、その方法としてライトニングネットワークが候補に挙がっているようです。
分散型取引所(DEX)
分散型取引所(DEX)を実装することによってユーザーはより安い手数料で取引ができるようになります。
おそらく実際に稼働し始めるとDecredが基軸通貨として利用され取引ができるようになるのではと思われます。
はやるかどうかはわかりませんが、今後スケーラビリティの改善などが行われていけば主流となりえる可能性はあるかもしれませんね。
Decred(DCR)の時価総額
DCRの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング30位で1DCRあたり10095円となっていました。
発行上限がビットコインと同じ2100万枚と少ないので、1枚当たりの単価は高くなっていますね。
Decred(DCR)のチャートと今後の将来性は?
DCRの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
Decredは2016年2月に公開された仮想通貨なのですが、チャートを見てもわかるように最初はかなり安値で取引されており、最も安い時には50円前後でした。
それが2018年には仮想通貨全体の値上がりもあり価値を大きく上げ1万5000円近くまで高騰しました。
最も安かった時から比較すると300倍ぐらいになっていますね。
その後は下落傾向にあったのですが4月に入ってから突然高騰し始め、前回の価格に大きく近づきました。
理由を調べてもよくわからなかったのですが、コミュニティの間で建設的な意見が出たのかもしれませんね。
チャートから見ても注目されているのは間違いないので、今後機能が追加されていけば更に高騰する可能性はあるかもしれませんね。
Decred(DCR)が購入できる取引所は?
Decredは大手取引所の中では「Poloniex」と「Bittrex」での取引が多かったです。
どちらもアメリカの取引所で信頼性は抜群の取引所なのでDecredを購入したいと思っている方は口座を作ってみてはいかがでしょうか?