仮想通貨のGolem/ゴーレム(GNT)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Golem/ゴーレム(GNT)とは世界中の未使用のCPUを借り受け、一つの巨大なクラウドコンピューティングを構築することを目的とした仮想通貨になります。
似たようなコンセプトにMaidSafeCoin(MAID)がありますが、こちらはCPUだけでなくHDDやメモリまで集めるので方向性は若干違いますね。
CPUとはパソコンが演算処理に利用するのことで、これを集めることでスパコン並みの演算処理能力を兼ね備えたクラウドコンピューティングが可能になるといわれています。
つまりは面倒な情報処理をやってもらおうということですね。
現在のクラウドコンピューティングの市場はグーグルやマイクロソフトなどの大手がシェアを独占している状態で、価格もかなり高めに設定されています。
ゴーレムが完成すれば適正価格で安全にクラウドサービスを利用できるようになり、しかもその能力は既存のものとは一線を画すほどの性能になるでしょう。
ゴーレムではリクエスターとプロバイダーと呼ばれるユーザーに分類されており、リクエスターはGNTを支払うことでサービスを利用することができ、プロバイダーはあまったCPU領域を貸し出すことで報酬としてGNTを受け取ることができるようになっています。
Golem/ゴーレム(GNT)の時価総額
GNTの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング34位で1GNTあたり69.8円となっていました。
ゴーレムはICOの時点から非常に話題を集めており、820,000ETH (当時のレートで8,600,000ドル以上)を調達することに成功しています。
当時のICOとしては非常に速いスピードで集まったようです。
Golem/ゴーレム(GNT)のチャートと今後の将来性は?
GNTの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
最初のころは1円前後だったゴーレムですが、2018年の1月には100円以上に高騰しています。
単純に計算しても100倍上にはなっていますね。
ゴーレムは非常に期待値の高いプロジェクトなのですが、それだけに課題も多くプロジェクトの進行も非常にゆっくりです。
Brass Golem→Clay Golem→Stone Golem→Iron Golemという段階でリリースされていく予定なのですが、2018年の5月時点でもまだBrass Golemのβ版となっています。
チャートを見ると2018年の4月中旬から5月初旬にかけて高騰していますが、これはBrass Golemのβ版がようやくメインネットで稼働したためでしょう。
プロジェクト的にはまだまだ初めの段階なのですが、何せ進行が遅いですからこういったちょっとしたアナウンスでも高騰の要因になるんですね。
かなり長期のプロジェクトになりますが、運営の心がおれなければそのうちサービスが展開されるようになるでしょう。
ちょっとしたことで高騰することから多くの方が動向に注目しているということなので、長期保有を目的に今のうちに仕込んでおくのもありかも知れませんね。
Golem/ゴーレム(GNT)が購入できる取引所は?
大手の取引所でBTC建てで取引が多のはBinanceでした。
他では韓国ウォン建てでの購入が多かったですね。
さすがにこれは用意できない方が多いと思うので、ゴーレムを購入したい場合はBinanceを利用するのが良いでしょう。