仮想通貨のBloom(BLT)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Bloom(BLT)とはブロックチェーンを利用したレンディングサービスを提供しているプロジェクトになります。
銀行口座やクレジットスコアを取得できない、いわゆるアンダーバンク層に法定通貨と仮想通貨の両方のレンディングを可能にします。
Bloomは現在のシステムには以下の5つの問題があると指摘しています。
アイデンティティ盗難のリスクが高い
借り手は、融資申請時に個人情報のすべてを公開する必要があります。これは、攻撃者が新しい信用枠を開くために使用できる情報と同じです。
クロスボーダークレジットスコアリング
クレジット履歴は各国間で移植可能ではなく、移転時にクレジットトラック記録をゼロから再設定する必要があります。
クレジット評価
ほとんどのクレジットシステムは、過去の債務返済情報にほぼ完全に依存しているため、クレジットを初めて利用するユーザーには容易に対応できません。
限られた能力の拡大
金融機関や規制インフラストラクチャーがあまり開発されていない市場の借り手は、貸し手がアイデンティティや得点データを制限されているため、信用枠にアクセスするのに苦労しています。
競争の激しいクレジットスコアリング
クレジットデータは集中管理されています。 ほとんどの市場で、単一のプロバイダーが与信を評価し、結果として信用リスクを評価するための競争力のないエコシステムが生まれます。
これらの問題を解決するためBloomには以下の3つの要素が組み込まれています。
BloomID
BloomIDにより、ユーザーは、アイデンティティ情報と法的地位を公然と保証する独立した第三者とのグローバルな連合アイデンティティを確立することができます。
BloomIQ
BloomIQは、ユーザーのBloomIDに関連付けられている現在および過去の債務を報告および追跡するためのシステムです。
BloomScore
BloomScoreは、ユーザーの信用履歴の成熟度に適応した債務を支払う可能性のある動的かつ包括的な指標です。
こうした要素に加えてBloomではだれでも手軽に利用できるようなアプリケーションを開発しており、今後レンディングにおけるスタンダードになっていく可能性は十分あるでしょう。
その技術力が評価されBMWとも提携して開発を進めています。
今後の成長にもかなり期待できると思いますよ。
Bloom(BLT)の時価総額
BLTの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング449位で1BLTあたり7.23円となっていました。
ICOの段階では0.70USDだったようなので現在は10分の1以下に落ち込んでいますね。
ですがようやく回復の兆しが見えてきているのでこれからに期待しましょう。
Bloom(BLT)のチャートと今後の将来性は?
BLTの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
2018年の1月に公開されており、仮想通貨全体の高騰もあっていきなり230円以上に高騰しています。
その後もだいたい仮想通貨全体の変動と同じように値動きしていますね。
BMWとの提携が発表されたのは2018年9月16日ごろだったのですが価格にはあまり影響していないようです。
iOS版のアプリはすでにリリースされているので興味のある方はインストールしてみてください。
今後Android版が開発されれば更にユーザーは増えていくでしょうね。
Bloom(BLT)が購入できる取引所は?
現時点ではUpbitとBittrexで同じぐらい取引されています。
どちらも大手取引所なのでそれだけこのプロジェクトが信頼されているということがわかります。
Upbitは日本人には利用しにくいので購入する場合はBittrexを利用するといいでしょう。