仮想通貨のスプレッドとは何なのか、またどの販売所のスプレッドが安いのかを検証していきたいと思います。
仮想通貨におけるスプレッドとは販売所で売買できるビットコインやアルトコインの購入価格と売却価格の差のことになります。
下記の図の赤枠で囲ったある部分がある時点でのビットコインの売買価格になるのですが購入価格が1178728円なのに対して売却価格は1132307円となっているのが分かると思います。
つまりこの時は46421円のスプレッドが発生しているということになりますね。
スプレッドは大半が販売所の利益となり一部がマイナーなどの報酬などに充てられるようになっています。
スプレッドは手数料と同じようなもので、個人間でやり取りをする取引所に比べるとかなり高く設定されているため、取引になれてくると販売所を利用するのはあまりお勧めできません。
スプレッドを比較してみよう
2018年4月現在、スプレッドには明確に基準が設けられていないため販売所ごとに自由に設定できるようになっています。
そこで国内に販売所を設置しているところのスプレッドにどのような差があるのか見ていきたいと思います。
なお比較しているのはビットコインのスプレッドで、販売所を設置しているコインチェックは除外しています。
取引所 | 購入価格(JPY) | 売却価格(JPY) | スプレッド(JPY) | 購入価格に対する割合(%) |
---|---|---|---|---|
bitFlyer | 845,306 | 828,502 | 16,804 | 1.987919168 |
Zaif | 894205 | 812603 | 81,602 | 9.125647922 |
DMM Bitcoin | 837,400 | 833,848 | 3,552 | 0.42417005 |
GMOコイン | 843,392 | 要ログイン | 1000~7000 |
上記のビットコインの価格は同じ時間における売買価格なのですが、販売所ごとに大きく異なっているのが分かると思います。
特にbitFlyerについで取引量の多いZaifは群を抜いてスプレッドが高く設定されているのがわかりますね。
Zaifは取引所での手数料をマイナスにするなどのキャンペーンを行っているため、その分のしわ寄せがスプレッドに反映されているのでしょう。
板取引がお得
結局のところ仮想通貨の売買は取引所で行った方が確実に得をするようになっています。
取引所では板と呼ばれるもので個人間でやり取りを行うためスプレッドが発生せず、少しの手数料だけで取引ができるからです。
特にビットコインやイーサリアムと言った主要通貨はほとんどの取引所で取り扱っているのでそちらで購入した方が安く買えるのは間違いありません。
まだあまり広がりを見せていないアルトコインだと取引所で取り扱っていないこともありますが、コインごとに取引所を使い分けることでほぼすべてのコインを取引所でやり取りできるようになるので工夫してみてください。
国内の取引所ではZaifやビットバンクなどがおすすめとなっていますので是非利用してみてください。