仮想通貨のTrueUSD(TUSD)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
TrueUSD(TUSD)とは米ドル(USD)と価値が連動するように作れたペグ通貨の一つで、現在主流となっているTether(USDT)の問題点を解消した非常に信頼性の高い仮想通貨となっています。
上記のページを見てもらえば分かると思いますが、Tetherは現在最も発行されているペグ通貨なのですが、その発行元がテザー社のみとなっており、たびたび発行しているTether分の米ドルを保有していないのではないかという疑惑が浮上しています。
これは現在も解決できていない問題で、最悪の場合はテザー社の破綻によって経済が混乱する可能性すらあります。
TrueUSDはその問題を解決するために複数の信託銀行によって米ドルが保有されており、ユーザーはその提携している銀行に米ドルを預けることによってTrueUSDを発行できるようになっています。
TrueUSDはイーサリアムのブロックチェーンを利用しており、これらの記録はスマートコントラクトを通じて記録されることになっており、不正はできないようになっています。
TrueUSDから米ドルに戻したい時はユーザーがバーンを行うことによってスマートコントラクトの契約が履行され、銀行から米ドルが振り込まれるという仕組みになっています。
誰がTrueUSDを保有しておりバーンを行っているのかなどはエスクロー業者と呼ばれる第3者機関が定期的に本人確認や監査を行っており、間違いが起こらないようになっています。
最近は仮想通貨全体が下落傾向にあるため避難先の通貨として利用するのにも優れています。
ただし投資対象にはならないためあくまで信頼できる法定通貨の変わりだということを認識しておきましょう。
TrueUSD(TUSD)の時価総額
TUSDの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング98位で1TUSDあたり110円となっていました。
当たり前ですがUSDと同じ価格になっていますね。
発行してからまだ3カ月足らずなのですがもうトップ100に入ってきているということはそれだけ発行されているということなのでしょう。
TrueUSD(TUSD)のチャートと今後の将来性は?
TUSDの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
2018年の3月から発行を介しているのですが見る見るうちに時価総額が上がっていますね。
当然通貨自体の価値は安定しており、一時期高騰している期間がありますが、これはBinanceでの取り扱いが決定したことによる影響だそうです。
価格はすぐに安定しており、この2カ月ぐらいの間に急激に発行枚数が増えていますね。
これはTetherの保有資産が不透明などの理由も重なってTetherからTrueUSD乗り換えている人が増えているためでしょう。
投資対象にはなりえませんが仮想通貨が下落傾向にある時は避難先として利用できるため、信頼が担保されているのはありがたいですね。
このペースだと今年中にはかなりのところまで時価総額ランキングをあげるのではないかと思われます。
TrueUSD(TUSD)が購入できる取引所は?
TrueUSDはBinanceでTUSD/USDTペアによる取引が6割以上を占めていました。
これを見てもTetherの利用者がTrueUSDに流れてきているのがわかりますね。
今後Tetherを追い抜くのも時間の問題でしょうね。
BinanceではもちろんTUSD/BTCやTUSD/ETH、TUSD/BNBなどのペアでも取引が行われているため興味のある方は利用してみてください。