仮想通貨のWanchain(WAN)とはどういうものなのか特徴をわかりやすく解説していきたいと思います。
Wanchain(WAN)は世界のデジタルアセット(仮想通貨)をつなぐ金融プラットフォームを構築することを目的に作られた仮想通貨になります。
中国発の仮想通貨で、その役割がリップルに似ていることから中国版リップルといわれることもあります。
Wanchainには以下のような3つの特徴があります。
- クロスチェーン
- 匿名性通貨
- スマートコントラクト
クロスチェーン
クロスチェーンは異なるブロックチェーン同士をつなぐ技術で、これによりユーザーはわざわざ仮想通貨の交換を行うことなく支払いなどを済ますことができるようになります。
例えば支払いをビットコインで行ってほしいという相手にイーサリアムしかもっていなかった場合でも、Wanchainのプラットフォームを利用してイーサリアムで支払いを行えば相手にはビットコインが入金されるということです。
対応するブロックチェーンの数を増やしていけば理論上はすべての通貨をクロスチェーンでつなぎ、手間をかけずに両替することができるようになるわけです。
匿名性通貨
Wanchainは「リング署名」「ワンタイムアドレス」「プライベート・センド」という3つの技術を使って匿名性を保っています。
「リング署名」と「ワンタイムアドレス」はモネロ(XMR)で、「プライベート・センド」はダッシュ(DASH)でも利用されている技術で、匿名性のレベルとしては中程度になると言えるでしょう。
これらの技術を使えばだれがだれにいくら送金したのかを追跡することができなくなります。
スマートコントラクト
Wanchainはイーサリアムに代表されるスマートコントラクトを実装しているため、自動で契約を履行することができるようになっています。
そもそもWanchainは仮想通貨同士の交換を行うブリッジ通貨として開発されており、スマートコントラクトを実装していることによりスムーズに取引を行うことができるようになっています。
またイーサリアム上で稼働するDappsをそのままの形で持ってくることもできるようになっているためその点でも注目を集めています。
以上のように中国版リップルと呼ばれているWanchainですが違う点もかなりあるので、用途がかぶったりという心配はなさそうです。
Wanchain(WAN)の時価総額
WANの時価総額ランキングは以下の通りです。
この記事を書いているときは時価総額ランキング39位で1WANあたり489円となっていました。
2017年9月にICOが行われたのですがこの時からに情に注目を集めており、日本のニュースサイトにも記事になっていたようです。
Wanchain(WAN)のチャートと今後の将来性は?
WANの全期間の価格チャートは以下のようになっていました。
Wanchainは2018年の3月23日にBinanceに上場し取引が開始されました。
開始直後は少し価格が下がっていますが4月から5月にかけて大きく価格を上昇させており、最も高い時には1000円を超えていました。
最も安い時で300円ぐらいだったのでこの短い期間に3倍になっていますね。
ロードマップを見ると2018年6月にはWanchain2.0がリリース予定となっています。
今後は分散型取引所(DEX)の実装や、ICOを行うためのプラットフォームとしての機能も追加されていく予定のようです。
プロジェクトはきちんと進行しており、かなり期待のできる仮想通貨であることは間違いないので今のうちに購入しておけばバク上がりする可能性もあるかもしれませんね。
Wanchain(WAN)が購入できる取引所は?
Wanchainは9割近くがBinanceで取引されていたので、Wanchainを購入したい場合はBinanceを利用するのが良いでしょう。
手数料も安いですし口座開設も簡単なので初心者でも取引しやすいと思いますよ。